品種はタキイ種苗の中玉トマト「フルティカ」を栽培しています。
中玉トマトを栽培していく中で、4品種を2年間比較栽培。味(糖度の高さ)・品質(病害虫への抵抗力)・収量の3要素のバランス、特に食感と食べやすさを重視して選定しました。
節水栽培農法で、水分ストレスをかけてゆっくり育てる事により、植物がもっている本来の力を引き出し、収量を抑えながら糖度の高い中玉トマト栽培をしています。できるだけ化学農薬・化学肥料の使用を少なくするために、下記の病害虫の総合的管理技術IPMを取り入れて栽培しています。
物理的防除 | 粘着テープ等防虫ネット使用・太陽熱還元土壌消毒、微生物農薬の使用 |
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耕種的防除 | 抵抗性品種の選定・簡易土壌分析のもとづく施肥設計 |
生物的防除 | 微生物農薬 |
化学的防除 | 農薬成分のローテーション散布、同じ農薬を続けて散布しない病害虫の耐性をつくらないため |
通常の中玉トマトは40g~50gの大きさですが、節水栽培することで20g前後のトマトになります。また、節水栽培をするとトマトの果実や皮が固くなりやすいのですが、軟らかく気にならなくトマトのなかに甘さと、まろやかさがあり、小さなお子さんから幅広い層に好まれています。
時期によって糖度が違い・生育はじめの収穫は糖度が6度前後から始まり年が明け日差しや気温が徐々に多く高くなるにつれ、トマトの収穫糖度が高くなります。3月以降になると糖度が8前後になり高いものは10度以上になります。また、(その時期ごとの)糖度のバラツキが少ない中玉トマトです。3月以降の糖度8前後の中玉トマトを「トマクイーン」ブランドで販売しています。