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生産者インタビュー

千葉卓也|お客様、スタッフ、みんなの笑顔が野菜を作る喜び

生産者インタビュー

きっかけは「チャレンジする父の姿」

稲作中心から、天候にあまり左右されない施設園芸を基幹とする専業農家としてスタートを切った矢先の1986年に豪雨水害がありました。その結果、ハウスのほうれん草は全滅し、農業機械も使い物にならなくなり、大打撃を受けました。

しかし、父親はへこたれず、水が引いたすぐ後に、ほうれん草の種をまき、収穫・出荷にこぎつけました。その後も計画的に栽培面積を拡大し、安定した収入を上げていきました。当時中学生だった私はそんな「チャレンジする父の姿」を見て、地元の農業高校、宮城県農業実践大学校に進み、就農しました。

それから「父親とは別の作物にチャレンジしたい」という気持ちが強くなり、地域の農協トマト部会が普及に力を入れ始めていたデリシャストマトに目を付けました。高度な栽培技術が求められる作物でしたが、その味にほれ込み、地域の新しい特産品を作り出そうという取り組みに共感したこともあり、試行錯誤の結果、経営を支える大事な商品の一つとなりました。

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とことん質を追求していきたい

トマト栽培の際、毎日天候や温度を見ながら、水分調整をしていきます。曇りだと、水分の蒸発が少ないので、水を少なくし、天気が良いと蒸発が多いので、多めにします。栽培を初めた当初は、上手に水分をコントロールできず、糖度が上がらず、形の悪いトマトになったこともしばしばありました。失敗を重ねつつ、十数年にわたるトマト作りの中から調整方法を確立してきました。

おかげさまで口コミで広がり、多くのお客様から「甘くておいしい」「昔のトマトのように濃い味がする」といったお声を頂けるようになりました。
もちろん届く声は、おほめの言葉だけではありません。今年のトマトは甘さが足りない、と指摘されたこともあります。そういう声を一つ一つ大切にして、常に消費者のみなさんが喜ぶ顔を思い浮かべながら、これからもとことん質を追求していきたいと思っています。

生産者インタビュー

生産者インタビュー

新鮮な農産物を届けたい

市場出荷では伝えきれない、農産物のおいしさや生産者の思いを直接お客さまに提供し、新鮮な農産物を新鮮なままお客さまに届けたいという思いから、農協をはじめとした直売所での販売を開始しました。

直接、意見や要望を聞く機会が増えたことで、生産者の思いを伝えることの大切さと難しさを再認識し、より一層、安心・安全はもちろん、品質や味に気を配った取り組みを強化しています。

原動力は「お客様の喜ぶ顔」

「お客様の喜ぶ顔」を常に追い求め、農産物の栽培をしてきました。
2011年3月11日の東日本大震災では大きな被害がありましたが、「お客様の喜ぶ顔」を原動力に立ち止まることなく、社員とともに一丸となって、大きな難局を乗り越えました。

お客様の声を直接聞ける環境にあるので、今後も求められている農産物の生産品目も増やし、新規に果樹や加工品分野にも力を入れて行きたいと思っています。そして、独立を考えている若い社員のバックアップ体制や支援も手助けし、お互いに協力しあいながら、地域の農業の振興・活性化にも貢献していきます。